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WTOで日本勝訴が確定 | 韓国は認めず | 韓国「反日」から「反文」へ

世界貿易機関(WTO)の紛争処理機関(DSB)は30日の会合で、日本から輸入されたバルブに韓国が課した反ダンピング(不当廉売)関税はWTO協定違反と認めた上級委員会の判断を採択し、日本の勝訴が確定した。

日韓は今後、是正措置を巡り協議する予定だ。ただ韓国は10日に上級委判断が示された後、主張の大半は認められたとして「韓国が勝訴」と表明しており、関税を維持する方針だ。是正措置が取られなければ、日本は韓国から輸入される物品に対して追加関税を課すなどの対抗措置を取ることができる。

WTO、韓国の日本提訴を発表

世界貿易機関(WTO)は16日、日本による半導体材料3品目の輸出規制強化措置が不当だと主張する韓国が、WTOに日本を提訴したと発表した。

 提訴は11日付。今後60日間は日韓両国の協議期間となる。この間に解決に至らなければ、通商問題専門家(原則3人)で構成される紛争処理委員会(パネル)の設置を韓国が要求することになり、第三者の判断にゆだねられることになる。

 WTOは10日、日本製のバルブを巡る韓国による反ダンピング(不当廉売)課税問題で日本勝訴の最終判断を下したが、韓国政府は「韓国勝訴」と主張した。

韓国、日本をWTOに提訴

韓国産業通商資源省は11日、日本が7月に始めた半導体材料3品目の韓国向け輸出規制強化措置は「政治的な動機による差別的な措置」で不当だとして、世界貿易機関(WTO)に提訴した。

 世耕弘成経済産業相は11日、韓国側からWTOの紛争解決手続きに基づいた協議要請があったことを明らかにした。

 日韓の通商分野の紛争は国際機関に舞台を移すことになった。最終的な結論が出るまでに少なくとも1年以上かかる見通しで、関係悪化の長期化は必至だ。

 記者会見した韓国産業通商資源省の兪明希・通商交渉本部長は、韓国だけを直接的に狙った「差別的な措置だ」と批判した。

韓国、WTOへの提訴

韓国の成允模・産業通商資源相は1日、日本が半導体などの製造に必要な材料3品目で韓国向けの輸出規制を強化することに対し、自由貿易の精神に反する経済報復措置だとして「深い遺憾の意」を表明し、世界貿易機関(WTO)への提訴を検討すると明らかにした。元徴用工問題を巡り関係が悪化する日韓両国は、新たに通商摩擦を抱える恐れが出てきた。

 韓国外務省は同日、趙世暎第1次官がソウルで長嶺安政駐韓大使に、韓国への輸出規制強化は「両国関係に否定的な影響を及ぼす」との強い懸念と遺憾の意を伝え、撤回するよう求めたと明らかにした。

韓国「反日」から「反文」へ

韓国でデモの様相が激変している。「タマネギ男」こと、チョ国(チョ・グク)法相周辺のスキャンダルや、韓国経済の危機的現状、北朝鮮主導の「赤化統一」への警戒感から、「反日」デモがなりを潜め、文在寅(ムン・ジェイン)政権への批判が高まっているのだ。「反文」デモの中には、日本への謝罪を求めて、日の丸を掲げる参加者まで出てきたという。

「反文」デモが過激化し始めたのは、文大統領が今月9日、娘の不正入学疑惑や、息子の兵役逃れ疑惑、私募ファンド投資疑惑などが連続炸裂(さくれつ)していたチョ氏を法相に強行任命して以降だという。

チョ氏の法相任命に反対するデモが連日開催され、参加者は「国民命令 任命撤回」と書かれたプラカードを一斉に掲げていた。

日本大使館前で「文在寅政権は日本政府に謝れ!」と書かれた横断幕を掲げたデモの一団もいた。参加者が持つ紙には「韓国のホワイトリスト排除、文在寅は責任をとれ!!」「韓米日三角同盟解体するな」「亡国的反日扇動はもうやめろ」と言葉も踊っていた。

「大使館前の慰安婦像から30~40メートルぐらい先で、70~80人の中年女性の集団が『日本政府に謝れ!!』と横断幕を掲げ始めた。周囲では『勇気ある人たちだ』と応援する人から、拳を振り上げて『売国奴!』と叫ぶ人も出てきた。デモは1時間ほど続いたが、殴りかかりそうな人も出たので、警官隊が介入してデモ隊を守り、退去させた」

■ソウル中心部で太極旗&星条旗掲げ

文氏の顔写真が登場するデモもあった。

「文在寅OUT」という赤い張り紙とともに、文氏の飛び出た顔写真を車のフロントガラスに貼り付け、手のひらの写真をつけたワイパーが動くたびに往復ビンタをする仕掛けだった。朴槿恵(パク・クネ)前大統領の写真を身につける参加者もいた。

2万人近い保守派の人々が『文大統領、辞めろ!』『チョ国を逮捕せよ!』『赤化統一、反対!』『米韓同盟を維持せよ!』などとシュプレヒコールを上げていた。

韓国のデモが激変した背景には、チョ氏周辺のスキャンダルや、韓国経済の悪化に加えて、文氏が光復節(8月15日)の演説で、「平和統一こそ、経済大国の近道」「2032年にソウル-平壌五輪、45年に1つの国(One Korea)に」と、南北統一を強調し始めたことも大きいようだ。統一の危険性を認識しているのだ。